地域の観光人材のインバウンド対応能力強化に向けた研修における講師の募集について

新型コロナウイルス感染症の影響により観光需要が低迷する今この時期に、地域の観光人材のインバウンド対応能力(接遇能力、業務改善能力など)を高め、観光サービスの質を向上させることにより、今後の観光需要回復期における訪日外国人旅行者等の地域への誘客・長期滞在や消費拡大の布石を打つため、令和2年度補正予算事業として、「地域の観光人材のインバウンド対応能力の強化に向けた研修コンテンツ作成・研修実施業務」を実施いたします。

具体的には、地方自治体、DMO、宿泊事業者等に対して、語学力だけではなくコミュニケーション・ホスピタリティ・接遇能力等に優れた全国通訳案内士を講師として派遣のうえ研修を行うもので、このたび、本研修の講師となる全国通訳案内士を養成する講習会を実施しますので、講習会の受講を希望される全国通訳案内士の方々を募集いたします。

第1 本講習会の目指すもの

1 本事業の目的

地域の観光人材のインバウンド対応能力を強化させ、地域へのインバウンドの誘客・長期滞在・消費拡大を図るため、語学力だけでなくコミュニケーション・ホスピタリティ・接遇能力等に優れた全国通訳案内士を講師として派遣し、地方自治体、DMO、宿泊事業者等地域の観光人材を抱える組織を対象とする研修実施を目的としています。

2 研修について

講習会にて講師と認定された全国通訳案内士は、下記の研修にて研修の講師を務めることが可能となります。

(1)モデル研修会の講師に登用

・2020年12月に、全国10都市で初級英語クラスと中級英語クラスを各1回、計20回のモデル研修会へのメイン講師および講師助手を派遣します(メイン講師は5万円/回、講師助手は3万円/回の謝礼の支払いがあります)。 

(2)地域の観光人材のインバウンド対応能力の強化に向けた講師派遣事業による研修

・観光庁では、(1)モデル研修会を踏まえ、2020年度内に、全国50地域以上で実施する研修会に講師派遣事業にて研修を予定しています(実施時期は、2021年1月~3月を予定)。

第2  講師養成講習会の実施について

1 参加申し込みと決定

(1) 募集対象および申込期間・方法

① 募集対象

・英語の全国通訳案内士

② 申込方法

・ホームページからの申込または郵送 

③ 申込期間

・募集期間9月11日(金)から9月30日(水)

(締切:ホームページからは17時まで、郵送は当日消印有効)

(2) 募集定員と書類選考

① 募集定員

・1,000人とし、応募がこれを上回った場合には書類選考で講習会の参加者(以下「受講者」とする。)を決定します。

② 書類選考の選考基準

・書類選考にあたり、応募時に下表に該当する設問への回答について、評価・選考基準に基づいて点数化をはかり、特定の点数を満たした応募者を講習会の受講者とします。
・選考基準の詳細については、観光庁において決定するものとします。
・選考結果・理由等に関するお問い合わせは一切受け付けません。予めご了承ください。

<事前審査の評価項目と選考基準>

  評価項目 満点
事前審査の評価項目 全国通訳案内士としての活動歴・過去3年のガイド実績 8点
宿泊事業者、飲食店、観光ボランティア等に対する指導経験、教育歴等 8点
居住地 8点
外国での居住歴 8点
就業形態(全国通訳案内士専業の方を優先) 8点
40点

③ 受講者の決定予定日

・10月16日(金)を目途に、受講の可否、受講場所を記載し、本人あてにメール及び郵送により通知します。

2 講習会区分と受講料

(1)講習会の受講方法は2種類から選択

 ○座学による講習会:指定会場で座学による講義と演習評定を1日で行います。
 ○オンライン講習会 :指定期間にオンラインにて動画による講義を実施のうえ、別指定日にZoomによる演習評定を行います。

※上記の講義と演習評定は全て講習会指導員が行います。

(2)配布資料及び受講料

・講習会の受講料及び使用するテキストは全て無料とします。

3 座学による講習会について

(1) 定員

・座学講習は、1回の定員を30名とします。

(2) 開催会場

(3) 新型コロナウイルス感染症の予防への配慮について

講習会の実施にあたっては「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(令和2年5月25日(月)変更)に基づき、所定の感染症対策を講じます。具体的な対策は以下のとおりです。

① 30名定員の講義は、60名以上を収容できる教室において実施します。
② 10名を単位とする演習は、30名以上を収容できる教室において実施します。
③ 余裕のある空間を確保し、会場内は3人掛け1テーブルに2名以下の配席とします。
④ ドア・窓の開閉や換気扇の使用等、十分な換気を行います。
⑤ 会場出入口にアルコール消毒を常備し、講師・参加者はマスク着用を原則とします。   等

(3) 座学講習のカリキュラム

9時30分~18時00分

※座学受講が決定した受講者には、遅くとも1週間前にテキストを送付します。

3 オンライン講習会について

(1) オンライン講習方法

 ・オンライン講習は、以下の2つから構成され、修了認定には、両方の履修が条件となります。

  1. 動画の閲覧と確認テスト

  2020年10月24日(土)10時 配信開始 / 2020年11月20日(金)17時まで閲覧可能

  1. 双方向オンラインコミュニケーションシステムによる演習

 11月4日(水)から13日(金)までの各日
 11月16日(月)から20日(金)までの各日  全15日間

(2) 動画の閲覧と確認テスト

・講義部分の動画については、オンライン教材として研修URLを受講者に配付して実施します。

カリキュラム 受講時間 受講方法
①開講 20分 講義を動画に収録して配信
Eラーニングにより、一定の期間内に随時受講可
テキストは、PDF送付とともに郵送
各単元ごとに、理解度判定テストがあり、これで合格しないと次の章に進めません
②初級基本1 30分
③初級基本2・3 60分
④中級基本 80分
⑤初級英語講座指導術 45分
⑥中級英語講座指導術 45分

(3) 双方向オンラインコミュニケーションシステムによる演習

① 初級演習

・初級英語講座指導術に基づき、ロールプレイによる演習。
・1回に4人が受講し、講師は2名。時間は、45分
・指導力を評価し、満点は30点

② 中級演習

・中級英語講座指導術に基づき、ロールプレイによる演習。
・1回に4人が受講し、講師は2名。時間は、45分
・指導能力を評価し、満点は30点

■オンライン講習の流れ

4. 講師の認定について

指導員による講師の評定を次のとおり実施します(認定人数約600人)。

(1)評価方法

  評価項目 満点 点数
事前審査による評点
  ※書類選考の項目
・応募段階の事前審査の評価点 5項目8点満点の合計 本人申請書類により、計算 合計40点
演習による審査 初級研修演習 2名の指導員による評価 30点満点 合計60点  
中級研修演習 2名の指導員による評価 30点満点

(2)指導員および講師の区分

・講師においては、以下のとおり、第1級、第2級の認定を行います。

カテゴリ 区分 役割 説明
インバウンド対応・語学講師養成指導員 指導員 ・講師養成のカリキュラム、テキスト、基準作りについて、提案・助言を行う。
研修のメイン講師・講師助手が務められる。
全国通訳案内士団体の各団体から推薦を受けた50名程度を観光庁が任命
インバウンド対応・語学講師 1級講師 研修のメイン講師が務められる。 講習受講者の25%程度
2級講師 研修の講師助手が務められる。
※ただし、研修のメイン講師を代行する場合がある。
講習受講者の35%程度

第3 モデル研修の実施

1 モデル研修の概要

(1) 開催

① モデル研修の開催会場

・全国10都市(下記)の会場において「地域の観光人材のインバウンド対応能力の強化に向けたモデル研修」を実施します。

【会場地域】東京都、大阪市、札幌市、名古屋市、広島市、高松市、新潟市、福岡市、仙台市、那覇市

② モデル研修のリアルタイム配信先

・モデル研修の様子を開催都市に対応する地域ブロック内の各地域の会場でもリアルタイムに配信することで、周辺の中核都市及び広域圏に対し、事業の波及効果を図るものとします。

【リアルタイム配信の地域】

北海道、東北、関東、北陸信越、東海、関西、四国、中国、九州の9地域ブロック内の県・市

(2) 各会場でのモデル研修の受講対象と定員

受講対象は地方自治体・宿泊事業者・観光協会・DMO・公共交通機関事業者・観光案内所等の職員・スタッフなどをはじめとする地域の観光人材を抱える組織の職員・スタッフ等となります。

① 初級クラス定員 30名
② 中級クラス定員 30名

(3)時期

 ・2020年12月中に開催予定

(4)モデル研修会場への講師派遣

・「講師養成講習会」を受講し、第1級又は2級の認定を受けた者を講師として派遣します。

  1.  メイン講師1名 謝金50,000円/回 所定の交通費を支給
  2.  講師助手1名  謝金30,000円/回 所定の交通費を支給

・講師派遣は、講師としての評定の際の点数が高い順から優先されます。

(5)オンラインでの受講や研修コンテンツについて

・実際の研修の様子をリアルタイムで視聴できるシステムを活用して、講師の講義の様子を撮影した映像を動画として編集し、受講希望者がオンライン上で学習できるようにします。
・講義に使用したテキストは、オンライン上でPDFファイルを公開し、希望者がダウンロードできるようにします。

2 初級クラス研修会について

(1)受講対象者

以下のような方々を想定しています。

・外国人旅行者の受入対応にまだ踏み出せないでいる方、これから強化していきたい方
・外国語での不十分なコミュニケーション対応が原因でトラブルが発生する等の困りごとのある方
・学生時代に英語が不得手だったので、複雑な表現などを学ぶのは抵抗があるが、これから外国語対応のコツを学びたい方

(2)カリキュラム

カリキュラム 時間 研修の内容
開講 15分 ・趣旨説明
基本講義 50分 〇「外国人を恐れない心構えと異文化への配慮」
〇「多言語コミュニケーションシートの使い方」
〇「スマートフォン等を活用した多言語翻訳ツールの使い方」
休憩 15分  
初級英語会話 90分 可能な限り中学校で学ぶ英単語を中心に場面別の短いフレーズでの英会話を指導。
ロールプレイも取り入れた初級英会話
・チェックイン、チェックアウトなど
・単語のみ、3語の文など簡単表現
・have, giveなど基本動詞を活用した簡単会話
最後に 10分  本研修会のフォローアップ
・研修後の自習用教材の紹介
・多言語対応のオンライン教材の紹介
計 3時間  

3 中級クラス研修会について 

(1)受講対象者

以下のような方々を想定しています。

・ホスピタリティの高いサービスの提供により、顧客満足度を高めたい方
・お客様からの様々なご要望や質問等にも柔軟で臨機応変な対応ができるよう語学・コミュニケーション能力を高めたい方
・アレルギーや宗教等の違いにも配慮した対応を学び、様々なお客様を迎えしたい方

(2)カリキュラム

カリキュラム 時間 研修の内容
開講 15分 ・趣旨説明
基本講義 50分 〇外国人対応の基本を学ぶ
・異文化理解と接遇マナー
・日本人の常識は外国人の常識とは限らない
・求められるのは「話すための英語」
・宗教などの世界の文化
・緊急事態に備える 30の動詞による基本的な英語表現
〇「多言語コミュニケーションシートの使い方」
〇「スマートフォン等を活用した多言語翻訳ツールの使い方」
休憩 15分  
英語会話 90分 初級編の各項目に対して、より正しい英語表現、より丁寧な英語表現、より複雑な状況に対応できる英会話を指導。
 場面別の英語会話のうち、以下の点についても学ぶ。
・レストランや飲食店での対応
・日本独特なものの表現
・トラブル対応
最後に 10分 様々なツールの紹介本研修会のフォローアップ
・研修後の自習用教材の紹介
・多言語対応のオンライン教材の紹介
計 3時間  
英語の全国通訳案内士の皆様から多数の応募をお待ちしております。

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【お問い合わせ先】

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 (株)日旅ビジネスクリエイト内 講師養成講習会事務局 
 電話:03-3452-8221 受付時間:10:00~17:00(土日祝を除く)

本事業は、観光庁よりTrue Japan Tour株式会社が受託し、講師養成講習会の運営に
関わる事務局を株式会社日旅ビジネスクリエイト内に設置して、実施しております。